こすちゅーむ☆ぷれいやー レビュー
ネタバレ部は同化させてあります
以下ストーリー感想
着せ替えエッチを楽しむゲーム、ではなくちょっとシリアス要素を入れた作品
前半は異能要素を加えつつもそこまで重い展開とはなりませんでしたが
後半の個別突入のあたりから割合が変わったように感じます
"普通"を抜け出したかったヒロインが他者の決めた"普通"に振り回される
結局それは主体的な生き方ではなく未だ何者かに囚われている
という思想史の教科書の初めに出てきそうなところからの脱却がテーマのように見えました
しかし、そういったものを個別でちらつかせていたにもかかわらず
トゥルーの拓真視点は内面を読み取りづらく最後のシーンもイマイチ
掴むことが出来ませんでした
それなりにシリアス要素を入れてくるところは前作を引き継ぎつつも
締め方がちょっと噛み合っていなかった、という印象です
グラフィック感想
原画は鳴滝しん、明雄両氏
今回は破瓜の血も大量ではなくほどほどで
前作に比べより綺麗にまとまった絵と感じました
みつき、牧のCG及び立ち絵にいくつか違和感がありましたが
大きな崩れではないためそこまで気にしなくてもよいでしょう
BGM/OP感想
OPはボーカル曲
アキバ系のゲームということでもっと電波に近い曲かと思いましたが
ボーカルがあまり高くないためそういう印象ではなく
曲全体を聞いても盛り上がりはいまひとつ
BGMは10曲
一通りそろっていましたが特筆点はありません
システム感想
BGIを使用しているため基本部分はバッチリです
スキップは既読/未読判定ありで速度も十分
直前の選択肢に戻るコマンドもいくつか出番がありましたし
セーブスロット数は50とまずまず
基本をしっかりそろえつつ+αもある優れたシステムです
以下総合評価
ストーリー 13/20
キャラクター 13/20
グラフィック 13/20
音楽 12/20
システム 15/20
コストパフォーマンス+ 105%
計 (13+13+13+12+15)× 1.05 = 69
以上でレビュー終了です
蔵の中はキケンがいっぱい!? レビュー
今では"パッケージ詐欺"と言う方も多いでしょう
ネタバレ部は同化させてあります
以下ストーリー感想
田舎が舞台ということで、閉鎖空間が活きるかと思われましたが
ここではそういった関係はあまり表に出ず
もっと限られた人間の間で起こる心情の変化がメイン
元々素質のあった人達が変貌していく様子は見ていて飽きず
捨て設定もあまり感じられませんでした
結衣の一部ルートでの特に何の報復もなく消える様子は
プレイヤーにある意味での強烈なインパクトを残しますし
亜季が終始されるがままというのは内容をある程度予想していても
読むことは難しいのではないでしょうか
惚れた男の暴走
あまりにも一直線な独占欲
支配者の交代とその過程
短いながらもグチャグチャに混ざっていく様子が詰まった作品でした
グラフィック感想
原画はシルエットさくら氏
ところどころハイライトがなかったりとヤバさを感じる部分が多いです
CG、立ち絵の統一感はあまりなく
人によっては雑と受け取るかもしれません
親子丼はもっとキツいものかと思っていましたが
CGにはそこまで表れていなかったような気がします
BGM/OP感想
ボーカル曲はデモムービーのみ
かなり軽い感じの曲でこれも雰囲気を騙すのに一役買っています
BGMは半数以上がダークなもの
クリアするとその割合も納得します
システム感想
ビジュアルノベルタイプでテキストが画面いっぱいに表示されるタイプ
セーブスロット、スキップなど基本要素に加え動作の安定性もバッチリ
クイックセーブはないものの直前の選択肢に戻れるので中/外の差分回収も楽
唯一気になったのはバックログから"EXIT"を押さないと戻れない点でしょうか
それ以外はプレイに支障をきたす要素もなく快適にプレイが出来ました
以下総合評価
ストーリー 16/20
キャラクター 17/20
グラフィック 13/20
音楽 12/20
システム 15/20
コストパフォーマンス+ 115%
計 (16+17+13+12+15)× 1.15 = 84
以上でレビュー終了です