ねがぽじ ~お兄ちゃんと呼ばないでっ!!~ (含~ひとつ屋根の下で~) レビュー
ネタバレ部は同化させてあります
以下ストーリー感想
男の娘というよりは生物的に男と言うだけの女の子という立ち位置の方が自然
会話のテンポは軽快ですが時折入る露骨な描写がそれゆえに際立ちます
受け入れて苦しむまひるの姿勢はそれをさらに増幅し
テキスト以上に感じることが多いです
香澄TRUEルート以外は天使様の描写が所々(美奈萌)に入るくらいで
ほぼ普通の学園ものという仕上がり
なので一層香澄TRUEの異色さが目立つことに
その香澄TRUEですが
"ノベル"を読んでいるような印象です
テキストの描写を示すCGが圧倒的に少なく
こんな感じかな?と脳内で補完しないとラスボスの怪物すらイメージできずに終わります
全体的に"異端の排除される人間社会"という構図が見えておりとても期待できたのですが
この辺のリンクがとれていなかったことが残念でした
FDのショートシナリオはキャラの魅力をより伝えるためだけに用意されたようなもの
短いですがまひるが可愛いと思えた方はプレイしても損はないと思います
グラフィック感想
原画は風上旬氏
プレイ後に"絵が少ない"と思う事間違いなしの分量
ですがそれは逆に絵が魅力的でもあったからで
まひるのCGは可愛いものばかりでした
BGM/OP感想
ボーカル曲はなし
BGMもそこまでずしっとくるものはありません
タイトルでもかかっている"Shopping"の軽快さがお気に入りです
システム感想
スキップは備わっているので周回が楽
セーブは一見10箇所しかないように見えますが
外部ファイルとして保存できるので実際は制限なし
自身で分けて管理すればロードもやりやすくなりそうです
バックログは効果音まで再生されるものとなっていました
FDの麻雀は比較的一般的なシステム
難易度はそこまで高くないのでシナリオクリアは結構すぐにできると思います
以下総合評価 (+部分はFDによる加点)
ストーリー 14/20
キャラクター 16+1/20 (まひるで大幅に+)
グラフィック 11+1/20 (分量不足)
音楽 11/20
システム 13+1/20
コストパフォーマンス+ 110%
計 (14+16+11+13+11)× 1.1 = 75 (シリアス+笑いをやるには少々短く感じました)
以上でレビュー終了です