KYRIE ~BLOOD ROYAL3~ レビュー
美姫調教SLG第三弾にしてちぇりーそふとの最終作
ネタバレ部は同化させてあります
以下ストーリー感想
美姫調教SLGという名目でリリースされていますが
バックの世界観はかなり壮大でサブキャラも含めかなり魅力的な要素が詰まっています
300年以上前に始まった一連の出来事や天女のおとぎ話の真相など
この人はそのために動いていたのか、と思わせられることが多く
特にダナ周辺のキャラはかなり作り込まれているように感じました
また、キャラの性格も似たようなタイプがなく
特に強烈なロイやアデラはなくてはならない存在でした
ストーリー展開の方は膨大な設定をシンシア/テレザ/朱鷺の3人をクリアすることで
一つにつながるようにはできていましたが
〆のダナルートでは後半ちょっと詰め込みすぎたかなという印象を受けました
ただ、これといって説明不足と感じた点はありません
グラフィック感想
原画はあきら、鳴滝しん両氏
エッチシーン含め全体的にみずみずしいCGは多め
破瓜の血がとんでもないことになっているのが気になりますが
全体を通して違和感を感じるものは少なかったです
立ち絵の表情変化が画面左下のみだったのはちょっと残念です
BGM/OP感想
OPがボーカル曲です
"Precious Love"はそこまで重い音ではないものの
聞かせるところできちんと聞かせてくれる音です
BGMはタイトルでかかるものをはじめ
白/青両国及び朱鷺の雰囲気を決定づける重要な役割を担っており
特にオルガのBGMは偉大な女王というイメージをより助長していたように感じました
システム感想
セーブスロットは50箇所
エンディングコンプのための周回プレイを考えると少ないかもしれません
また、調教/散策を選ぶ画面ではセーブが出来ないため
毎朝ノエルが起こす場面でセーブをしておかないと間違った時にロードができず苦しい思いをします
スキップは既読のみ/未読の双方を装備
速度も問題ありません
動作不良として稀に画面内で一切の操作を受け付けなくなるトラブル
及び選択した姫に関わらず表記が"CYNTHIA"となるトラブルを確認
後者は終盤のエンディング調整で何をどうやってもシンシアエンドを引き起こし
前者はこまめにセーブしていないとやり直しをすることになるので
攻略の上でちょっと無視できない問題でした
調教要素はそろえるのが結構ハード
ステータスが一定値を満たしていないと出現しないコマンドばかりなため
1周ですべてのシーンを集めることは困難です
こちらに関しては同梱のヘルプファイルを見ても攻略のヒントがないため
手探りで試していくしか方法はありません
エンディングだけ見たいという方に"ノエルの部屋"は強力な助っ人
自由にステータスを決められるので一定のステータスを満たすことが条件のエンドは
全てこの機能を使うことで見ることが出来るはずです
ゲーム内の期間が33日と長いため何周もするのが難しいということもあり
この機能は非常に役に立ってくれることでしょう
(一方できちんと調教で攻略したい人には余計な機能かもしれませんが・・・)
純愛ルートの攻略は姫と会うイベントを欠かさず見ていればたどり着けます
こちらはそこまで大きな問題とはならないはずです
以下総合評価
ストーリー 15/20
キャラクター 17/20 (アデラ、ロイ、ダナ辺りはかなり濃いサブキャラと言えそうです)
グラフィック 13/20
音楽 13/20
システム 13/20
コストパフォーマンス+ 115%
計 (15+17+13+13+13)× 1.15 = 82
以上でレビュー終了です