真・恋姫†無双 ~乙女繚乱☆三国志演義~ レビュー
ネタバレ部は同化させてあります
以下ストーリー感想
開始時に国ごとのルートに分岐
概ね君主の性格に則った展開
シリアスからキャラの魅力を引き出す拠点まで
各ルートごとの特色を十分生かしています
登場人物が多いためスケールも大きく
国ごとに絞っても全く分量不足を感じさせません
史実に基づいた展開ばかりでもないため
知識のある方でも先が読めてつまらない、ということはありません
一本を長く楽しみたい人が好きそうな作品です
グラフィック感想
原画は八葉香南氏, かんたか氏, 片桐雛太氏, 日陰影次氏, さえき北都氏, しのづかあつと氏, くわだゆうき氏
の計7名の方々
キャラ数は多いですが原画の方も多く
またキャラごとにきちんと特徴を持っているため
個性の似たキャラはあれど丸被りとはなっておらず
イベントの豊富さを更に楽しめます
BGM/ボーカル曲感想
ボーカル曲のOP/EDに加え各国ごとに挿入歌が用意されています
まず各挿入歌についてですが
どれも重要な場面で強制クリックのバックとしてかかるためその存在感は抜群
特に"あさきゆめみし"は力強さを伴ったサウンドにストーリーを体現した歌詞が
バッチリ噛み合っており音のスケールをより大きく感じます
EDは挿入歌に比べるとどうしてもインパクトが薄くなってしまいますがピアノの旋律が美しい〆の曲です
OPの"HE∀ting Sφul"は勢いあるギターの効いた曲なのですが
サビの盛り上がりが今一つで力不足感
ドラムの音も軽くもっと音が伸びていれば印象は変わったかもしれません
システム感想
スキップ/セーブロードはバッチリ
スロット数もストーリーの長さに対応し多めです
一方戦闘イベントや拠点イベントについては微妙
戦闘イベントはただのじゃんけんを拡張しただけの3すくみに
ターン制スキルを付加しただけのもの
盛り上がるというより兵数が増えた時の作業感が強くあまりよい印象はありません
また、使用キャラがある程度限られてしまうため
遊び以外の要素で全キャラの特性を把握する必要がない、というのももったいなかったです
拠点はストーリーの進展が拠点イベントの発生具合で食い違ってしまうため
各エンドで選んだ/選んでいないにかかわらず同様の扱いをするのであれば
無理に進展などさせずひたすら横ばいのキャライベを並べておいた方がよかったのではと
思わずにはいられません
以下総合評価
ストーリー 16/20
キャラクター 16/20
グラフィック 14/20
音楽 13/20
システム 11/20
コストパフォーマンス+ 105%
計 (16+16+14+13+11)× 1.05 = 74
以上でレビュー終了です