MORMOTTE 概要
当時の公式サイトでもキャラクター紹介などはされておらず
ゲーム購入まで一切の情報を得ることができませんでした
そこで本ページにキャラ設定やシステム、各エンディングの概要について残します
"1. 序"、"2. 流出文面"及び"4. キャラクター紹介 (植田和弘を除く)"の3セクションに関しては
ゲーム内マニュアルの文面をそのまま使用しました
1. 序
たぶん、試してみれば大半の人が、これこそが光明の要点であるこ
とを受け容れるでしょう。 すなわち、正気とは知性の基本的属性では
なく、可変的な状態に過ぎず、車輪の唸りにも似て、物理的活動に応
じて全音域を上下するものだということ。 また、正気においてのみ、
型どおりの、あるいは対照的な思考があるのであり、剥き出しの生命
を理解できるのは、正気のまったくの埒外においてのみであること。
そして、この"味気ない魂の水"と、われわれが"正気づく"ときの思
考との、即時の対照によって、患者には驚きが残ります。 つまり、
"生命"の崇高なる不思議とは、ついには当たり前かつありふれたもの
なのだ、と。 そしてまた、単なる型を別にすれば、荘厳なるものと不
条理なるものとは、同等の威厳をもつものなのだ、と。
ベンジャミン・ポール・ブラッド
2. 流出文面
(略) 「実験室」 プロジェクトによる我が国の
軍事力の向上は類 (データ破損) 20世紀末期
の平和は既に過~¦;kfjkljfsdh; ljfpugjkj実のこ
とであるのは当プロジェクトを誹謗する野党
の人間;liufg既に周知の事実であることは疑
いなく、し (データ破損) 論点は 『倫理観』
なのか 『その手法』 :O;idoi^^oOUPUW[@P
あるのか。現在において世界規模での倫理観
は既に崩れ去っておりUYUDuwqf;uuuu、 手
法としては最 :uogslkjdgkuwioguol[e
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23pefkgsfhkheh^6pphとを鑑みればこのプロ
ジェクトを停止 [@sdof]ot5yt:@tou@[:]2135-
l@lgl[rるのが如何に愚かしく、 また国家存亡
の危機に際して (データ破損) …それえがたと
え一般衆生に 「モルモット」 に対するような
仕打ちを与えることであったとしてもIDUR
Uoip[ (以下データ破損)
参議院議員Fから参議院議員Nに向けて送ら
れたe-mailが、その秘書から漏洩され知人の
HPに送付されたもの
3. ストーリー
芹沢浩一は、脳の手術によって以前の記憶を全て失ってしまった。
とある研究所の中で目を覚ますとミシェル・クリフォードによって
自らがある国家機関の被験者 (モルモット)とされたことを知る。
期限は31日間、その間は思うように行動していいと言われた彼は
他の被験者や管理人(ミシェル)とどのように接し、どのような未来を
選択するのだろうか・・・?
4. キャラクター紹介 (及びCV)
※印のついたキャラクターには個別エンドがあります
(1) ミシェル・クリフォード [みしぇる・くりふぉーど] (CV. 小川由美子)※
「実験室」における『管理人』兼『相談役』。被験者をあらゆる意味合いで補助する。
出身はドイツ。偽名。ある事情の為、「実験室」でニッポンジンの世話をしている。尋
問と拷問のスペシャリスト。サイコセラピストの免状を所持。一時期は軍属だった。
(2) 梶原しのぶ [かじわら・しのぶ] (CV. みけ)
「実験室」メディカルスタッフ。「実験室」に収容されている人間の健康管理と治療
を担当。看護婦然とした格好をしているが、れっきとした医者。腕利き。内科、外科、
脳神経外科、精神分析医でもある。天才。これまでに、17人壊している。
(3) 隠岐聡子 [おき・さとこ] (CV. 鳶野くるみ)※
高校2年生。血液型はAB。被験者『辻野美和』とはクラスメイト。交通事故で記憶
を失っている。記憶喪失のショックからか、やや自閉の傾向も見受けられる。潜在的
に被虐願望を有している。軽度の父性コンプレックスも合わせ持つ。
(4) 辻野美和 [つじの・みわ] (CV. 小川由美子)※
高校2年生。血液型はO。被験者『隠岐聡子』とはクラスメイト。絵に描いたように
真面目で優秀な生徒。生来のおとなしい性格で、中学校の時から『いじめ』の対象に
され、激しい『いじめ』を受けてから、現実逃避癖を持つ。
(5) 広岡小夜/広岡弥生 [ひろおか・さよ/ひろおか・やよい] (CV. 京本しずき)※
一卵性双生児。16歳。血液型はB。外見的相違点は一切なし。父親から殴る蹴るの暴
行を受けていた事がトラウマになっているのか、2人とも失語症を患っている。
(6) 柚原美樹 [ゆずはら・みき] (CV. 中村典子)※
イベントコンパニオン。21歳。血液型はA。派手好きで遊び好き、酒好きで男好き。
快楽第一主義者。セックス中毒の初期兆候にアルコール依存症の傾向あり。被験者
『相良恵美子』とは同じ大学の先輩後輩。
(7) 相良恵美子 [さがら・えみこ] (CV. 加藤昌美)※
大学生。19歳。血液型はA。被験者『柚原美樹』とは先輩後輩の間柄。お嬢様。レ
イプされた経験がある。潔癖症に似た神経症を患っており、セックスを強要されると
パニックに陥る。芹沢浩一とは恋人同士だった。
(8) 芹沢浩一 (本編主人公)
名前以外の全ての記憶を操作され一時的に失っている。
(9) 植田和弘 [うえだ・かずひろ] (CV. みけ)※
本編途中(22日目)から入居する男性。ゲイ。
5. ゲーム進行
(1)主人公は毎朝9:00に起床し、1時間単位で移動する
(自身の部屋も含めた)部屋に入る/出ることで1時間が経過し
23:00まで行動可能 (特別な薬を飲んだ場合はこの限りではない◇)
(2)それぞれの部屋での選択肢次第で好感度が上下する
全てのキャラは常に自分の部屋にいるわけではなく、それぞれ決められた時間
でなければ会うことができない (またこの時間帯も会った回数で変動する)
(3)これを30日目まで繰り返し31日目の朝の時点で誰をパートナーと選ぶか決定する
6. 個別ルート、エンディング内容 (ネタバレなので反転してあります)
(1) 通常ルート (誰ともパートナーとならなかった場合)
通常の日常に回帰、普通の大学生活を過ごす (研究所での件は忘れる)
(2) ミシェルルート
ミシェルはもともと両親と3人で来日していたが、拉致され孤独の身となっていた。
成果を挙げれば両親に会えるかもしれないと思っていたミシェル。
浩一がパートナーにミシェルを選んだことで研究所の監視カメラを銃で破壊、
20日目に突入してきたMMRCの手を借りヘリで逃走、両親を探すことを決意する。
(3) 聡子ルート
無口な聡子と積極的に接して距離を縮めていく浩一。そんな中MMRC突入で危機
に瀕する。聡子の驚異的な身体能力とミシェルのフォローによりその場を切り抜ける
2人だったが、聡子は浩一に化け物と思われていないか不安に思い彼を遠ざけるよ
うになる。対話の末、浩一は聡子がもともと柔術の使い手であり美和をいじめから守
ろうとした際には自身をレイプしようとした連中を皆殺しにしてしまったことを知る。
それら全てを受け止め、一つになる2人。
分岐1:31日間の研究所生活を終えた後は共に士官を希望し
「ある兵器」のパイロットとなる。
※この「ある兵器」に関して本編中では一切内容が明かされていない
分岐2:直前で浩一がとった行動により聡子は不適合となってしまった。日常の中に戻っていく2人。
"大学時代に知り合って結婚した"聡子との関係が続いていくことを浩一は確信している。
(4) 美和ルート
過去のいじめの経験を浩一に打ち明ける美和。それでも強くならなきゃいけないと浩一に
言われ、強くなることを決意する。そんな中、MMRCの突入により研究所内が混乱に
陥ったとき、最前線で体を張るクラスメイトの聡子のために身を投げ出す。自分を変えるこ
とができたという実感を共有する2人。31日間の研究所生活を終えた後美和は政府の要職
に就き、主人公は立場上ボディーガードとして側にいる。
分岐1:実際は発信機をつけられ美和の行動を監視しなければならないという側面を持っている。
そんなことは露知らず、「この立場だからかもしれないけど、まだまだわからないことがあるの。」
と美和。
それに対し浩一は「大丈夫。君ならやれるさ。」と返すのだった。
分岐2:夢のお告げで「民間人を拉致し人体実験を行う研究施設があるらしい」という声を聞いた美和。
それに対し主人公は「美和なら世界を変える」と確信を持つのであった。
(5) 小夜&弥生ルート
何度も通いながら徐々に距離を縮める浩一。はじめは怯えるだけだった双子も頷くことで質問に
反応を返すようになっていく。実験などで戸惑いつつもしまいには懐かれるようになる浩一。
研究所を出てからは3人で以降と約束していた遊園地に行ったりとごく普通の日常を過ごすように
なる。しかし一方で、夜な夜な起こる発作が徐々に悪化していくことは足かせとして残るのだった・・・
※この「発作」に関して本編中では述べられていない
(6) 小夜(弥生)ルート
(小夜&弥生ルートからの派生)MMRCの突入時に巻き込まれた双子を救出しようとする浩一。
しかし、片方を助けた後浩一の目に入ったのは銃で撃たれて動かなくなった弥生(小夜)の姿であった。
悲しみに暮れる残された2人。しかし小夜(弥生)は「弥生(小夜)と対話してこれからのためにがんばる」
ことを決意したと浩一に話す。失語症も克服し、日常へと戻っていく。
31日間の研究所生活を終えた後小夜(弥生)はとある研究に協力する形で残ることになったが、主人公
はその研究がうまくいかないのではと考えていた。小夜(弥生)の持つ「モノを動かす力」を決して使わな
いように言ってあったためである。2人は研究所生活から脱し、街へ出て、一緒に遊園地に行こうと約束
するのだった。
※このエンドは小夜と弥生のどちらを助けても名前が異なるだけで内容は全く同じものとなっている。
(7) 美樹ルート
浩一に惚れていたものの恵美子の存在もあり一歩引いていた美樹。浩一とは研究所内でセックスフレンド
の関係を保っていた。MMRC突入時に恵美子が美樹と揉め、外に出た直後に殺害されてからも大きな
変化はなく、研究所を出てからは「1日1回精子を注ぐ」ことを条件に自由な生活が認められた。
※浩一と美樹の子供は69%の確率で高い才能を持って生まれてくるという研究結果が示されたため
(8) 恵美子ルート
恵美子は結婚の約束までしていたことを忘れている浩一に鬱憤を募らせる。浩一が美樹とセックスしたと
聞けば怒鳴り込んで取っ組み合いの喧嘩をし(美樹曰く幼児性お姫様コンプレックスだとか)、きつい言葉を
言われれば「昔の浩一じゃない」とヒステリーを起こすようになる。それでも、何度も浩一と話す時間を作る
ことで昔のことを徐々に紐解いていく。恵美子がレイプされた原因は浩一の声に似た声で呼び出されたこと
によるものだった。夜に浩一の部屋に忍び込んで脱走を示唆したり、MMRC突入後に我慢できず「抱いて」
と夜這いをかける程大胆な一面は最初から最後まで変わらず。研究所生活を終えた後は無事結婚する。
※恵美子レイプ事件の真相については本編中で述べられていない
(9) 和弘ルート
和弘との関係を持った浩一。しかし和弘をミシェルはあまり快く思っていなかった。偶然にもミシェルによって
暴行される和弘を目撃した浩一はその真相を尋ねるが和弘は何も教えてくれない。31日間の研究所生活を
終えた浩一はパートナーに和弘を選ぶが、そのとき和弘は自身の部屋で銃を口にくわえ自殺していた。最後
まで多くを語らなかった和弘。ミシェルによって研究所での記憶を消去され日常へと戻った浩一だったが、頭
の中には研究所で命を断った和弘の姿や名前などがちらつくのであった。