Lien ~終らない君の唄~ レビュー
ネタバレ部は同化させてあります
以下ストーリー感想
開始時点で既に主人公が死んでおり
不思議な境遇に立たされつつも与えられた時間を使ってヒロインと結ばれ、別れる物語
作中「別れは出会った時点で決まっている」という文面そのままに
転生(柚は共に幽霊ということで転生エンドでしたが)や蘇生などといった要素を排除した展開です
今回の幽霊と言う期間限定な設定は余命〇ヶ月のパターンとは異なり
どのくらい時間が残されているか誰にも分からない(期限に伴う変化も起こらない)ため
期限が判明した後急激に落とされる主人公たちがどのように終わりを迎えるか、という点に注目していました
最後の場面でのあまり過剰な感情の爆発(ギリギリで号泣しながら引き留める等)もなく
比較的落ち着いたまとまり方をしておりしんみりとした印象を受けました
前半のギャグ主体から後半のシリアスへの変化も滑らか
カッコ書きの状況描写は好き嫌い分かれそうですが
マニアなネタが多く一部の人はハマるのではないでしょうか
一方で日常シーン(朝起きる、登校時の挨拶、帰宅後、就寝)は使い回しが目立ち
別れが近くなってもそれが変わらなかったのは残念です
グラフィック感想
原画は山いもとろとろ氏
CGと立ち絵の差が少々気になりました
絵そのものは2000年ということもあり若干古さを感じます
ボーカル曲感想
OP/ED共にボーカル曲
シリアス展開の割にそこまでしんみりとした曲調ではありません
EDの"終らない君の唄"はエンドがしっかり別れを演出した後なので
もう少し落ち着いたサウンドの方がよかったのではないかと
BGMについてではありませんが
既にいくつかのサイトでも挙がっている通りボイスにはかなり音量のムラがあります
特に若葉のボイスはかなり聞き取りづらいところも何点かあり
BGMの音量を相当下げるか有志パッチで対応する必要がありそうです
システム感想
レジストリを手動で書き換えないとWindowsXP以降ではプレイできないようです
(詳細はリンク参照)
この書き換えを使用してプレイするとアイコンがおかしくなります(画像内赤枠部分)
実際は"とりつき不可"の右から順に
"とりつき"、"スキップ"、"セーブ"、"ロード"、"タイトルに戻る"、"ウインドウ非表示"
と並んでいます
プレイ自体に支障はありません
むしろ支障があるのはセーブロード/スキップなどの基本部分の欠陥
セーブ及びロードは一日の決まった場面(固有イベントが発生していない時)のみで
しかもスロットはわずか10箇所
メーカーが直後に吹き飛んだこともあって螺旋回廊のようにアップデートによる改善も望めません
またバックログがなくちょっとした拍子にセリフを逃すと戻るのは大変です
(スロットが多ければマメなセーブである程度対応できるのですが)
メッセージ送りはマウスクリックオンリー
エンターキーが使えない上にマウスクリックもメッセージウィンドウ上では反応しないという仕様のため
画面中にマウスポインタ(地味にオリジナルアイコン化した)がちらつき煩わしく感じるかもしれません
スキップは既読/未読判定がないことに加えレスポンスが遅いです
クリックで止めようとした後メッセージを2,3個流します
これを回避するためにシーンチェンジなどで画面が一時的に暗転するときにクリックを連打しても無駄でした
更にこのスキップは日付の変わり目などで強制的にストップします
後述の"とりつき"においては助かる場面もありました(とりつき可能になるとスキップが停止する)
が何度もクリックしなければならないのは面倒に感じます
このゲーム特有の"とりつき"機能はどのタイミングでとりつきが可能になるかが分かりづらく
簡単に通り過ぎてしまうことも十分考えられます
(しかも前述の通りスロットが少ないため直前から~というのは意識していない限りかなり難しいです)
まとめますとプレイにはかなり根気が必要と思われます
以下総合評価
ストーリー 17/20
キャラクター 15/20
グラフィック 12/20
音楽 11/20
システム 5/20
コストパフォーマンス+ 110%
計 (17+15+12+11+5)× 1.1 = 66
以上でレビュー終了です
以下ストーリー感想
開始時点で既に主人公が死んでおり
不思議な境遇に立たされつつも与えられた時間を使ってヒロインと結ばれ、別れる物語
作中「別れは出会った時点で決まっている」という文面そのままに
転生(柚は共に幽霊ということで転生エンドでしたが)や蘇生などといった要素を排除した展開です
今回の幽霊と言う期間限定な設定は余命〇ヶ月のパターンとは異なり
どのくらい時間が残されているか誰にも分からない(期限に伴う変化も起こらない)ため
期限が判明した後急激に落とされる主人公たちがどのように終わりを迎えるか、という点に注目していました
最後の場面でのあまり過剰な感情の爆発(ギリギリで号泣しながら引き留める等)もなく
比較的落ち着いたまとまり方をしておりしんみりとした印象を受けました
前半のギャグ主体から後半のシリアスへの変化も滑らか
カッコ書きの状況描写は好き嫌い分かれそうですが
マニアなネタが多く一部の人はハマるのではないでしょうか
一方で日常シーン(朝起きる、登校時の挨拶、帰宅後、就寝)は使い回しが目立ち
別れが近くなってもそれが変わらなかったのは残念です
グラフィック感想
原画は山いもとろとろ氏
CGと立ち絵の差が少々気になりました
絵そのものは2000年ということもあり若干古さを感じます
ボーカル曲感想
OP/ED共にボーカル曲
シリアス展開の割にそこまでしんみりとした曲調ではありません
EDの"終らない君の唄"はエンドがしっかり別れを演出した後なので
もう少し落ち着いたサウンドの方がよかったのではないかと
BGMについてではありませんが
既にいくつかのサイトでも挙がっている通りボイスにはかなり音量のムラがあります
特に若葉のボイスはかなり聞き取りづらいところも何点かあり
BGMの音量を相当下げるか有志パッチで対応する必要がありそうです
システム感想
レジストリを手動で書き換えないとWindowsXP以降ではプレイできないようです
(詳細はリンク参照)
この書き換えを使用してプレイするとアイコンがおかしくなります(画像内赤枠部分)
実際は"とりつき不可"の右から順に
"とりつき"、"スキップ"、"セーブ"、"ロード"、"タイトルに戻る"、"ウインドウ非表示"
と並んでいます
プレイ自体に支障はありません
むしろ支障があるのはセーブロード/スキップなどの基本部分の欠陥
セーブ及びロードは一日の決まった場面(固有イベントが発生していない時)のみで
しかもスロットはわずか10箇所
メーカーが直後に吹き飛んだこともあって螺旋回廊のようにアップデートによる改善も望めません
またバックログがなくちょっとした拍子にセリフを逃すと戻るのは大変です
(スロットが多ければマメなセーブである程度対応できるのですが)
メッセージ送りはマウスクリックオンリー
エンターキーが使えない上にマウスクリックもメッセージウィンドウ上では反応しないという仕様のため
画面中にマウスポインタ(地味にオリジナルアイコン化した)がちらつき煩わしく感じるかもしれません
スキップは既読/未読判定がないことに加えレスポンスが遅いです
クリックで止めようとした後メッセージを2,3個流します
これを回避するためにシーンチェンジなどで画面が一時的に暗転するときにクリックを連打しても無駄でした
更にこのスキップは日付の変わり目などで強制的にストップします
後述の"とりつき"においては助かる場面もありました(とりつき可能になるとスキップが停止する)
が何度もクリックしなければならないのは面倒に感じます
このゲーム特有の"とりつき"機能はどのタイミングでとりつきが可能になるかが分かりづらく
簡単に通り過ぎてしまうことも十分考えられます
(しかも前述の通りスロットが少ないため直前から~というのは意識していない限りかなり難しいです)
まとめますとプレイにはかなり根気が必要と思われます
以下総合評価
ストーリー 17/20
キャラクター 15/20
グラフィック 12/20
音楽 11/20
システム 5/20
コストパフォーマンス+ 110%
計 (17+15+12+11+5)× 1.1 = 66
以上でレビュー終了です