GROOVER版 (2001年)


OVERDRIVE版 (2013年)


この他アニメ, PS2版(ダイナミック, ロマンティック), コミック, ノベルなどがあります
派生が非常に多い作品の1つです

ネタバレ部は同化させてありますので見たい方は反転で
グラフィック, 音楽, システムはGROOVER版とOVERDRIVE版で評価を分けてあります

以下共通ルート感想
共通はテンション高め
男子校のノリがやり過ぎなくらい炸裂しますね
序盤の押せ押せな流れが人によっては嫌に感じるかも？

以下各ヒロインルートの感想
千歳みどり
小みどりとの関連を示しておいてそういう設定に持ってくるか・・・と
よくあるタイプのタイムトラベルものでは人との接触がNGだったりしますが
大分ゆるいですね
一度距離を置かれてからもう一度寄ってく過程がお気に入り
お互い不慣れである、ということが伝わってきました

朽木双葉
後々のストーリーへとつながる重要なシナリオ
双葉の性格がより"素直になれないもどかしさ"を際立たせます
式神使ったりする少々ぶっ飛んだ要素もありましたが
双葉自身は最後まで等身大の女の子でした

朽木若葉
このゲームではもう当たり前な普通じゃない設定
・・・ですが、サボテン好きな彼女が元々サボテンだったと読むのは無理でした
展開自体はありがちですがそこに"サボテン"を足すことでこうもエンドは変わるのかと
ストーリーよりは後に発売されたキャラソンの"キャラメル"の印象の方が強いですね

美南早苗
おそらく最も有名？なシナリオ
後から考えればマスク付けてるような子を引っぺがして連れ出せばそうなるよな、と納得するのですが
変な幻想持ってるとやられます
未来人とかサボテンとかそういうトンデモな要素がある中で
最も現実的なエンディングでした
また、走馬灯のように流れるCGによって"失われる"という部分が強調されるため
個人的にはこっちの方がつらいものとなりました
あまりにもダメージが大きかったからかPS2版では連れ出さない選択肢が追加されたようです

飯野千種
最年長枠
ですが内に抱える若さが学校をかき回すシナリオは面白かったです
年上の余裕がある時もあればない時もある
若い世代と接することでそういうものが表に出てこようとするのをどうするか
ただいっしょに過ごすだけで自然とくっつくような感じではないところがよかったです

グラフィック感想
GROOVER版は10年以上前ということもありかなり違った印象
苦手な方はOVERDRIVE版をオススメします

OVERDRIVE版はとにかく丸くてでかい
双葉のバストサイズに違和感を覚えますが作画崩壊の面では気になる箇所なし

BGM/OP感想
"グリーン・グリーン"は10年以上たっても古さを感じないですね
"Green Day"はところどころ聞いたことのあるようなフレーズを入れつつ違ったイメージの曲になってます
キャラごとにEDがあるのも魅力
個人的なお気に入りは"星空", "モノクローム", "ラブレター", "forget me not"ですね

システム感想
マップ選択式は選びやすいですが不意打ちの時間制限付選択肢は戸惑うかも？
GROOVER版はバックログがないので飛ばしすぎにご注意
セーブ/スキップに関してはどちらも特に不都合なく行えました

以下総合評価 []内はOVERDRIVE EDITION
ストーリー 16/20
キャラクター 17/20
グラフィック 11[14]/20
音楽 18[14]/20 (ボーカルアルバムが出た点も考慮)
システム 12[15]/20
コストパフォーマンス+ 115% (超ﾊｲﾃﾝｼｮﾝ+シリアス)

計　(16+17+11[14]+18[14]+12[15])× 1.15 = 85[87]

以上でレビュー終了です