僕は天使じゃないよ レビュー
ネタバレ部は同化させてあります
以下ストーリー感想
相応の器なしには必然的に道を外れていく
狭い世界の中で語られる先の見えない地獄のような道を盲進する
主人公の独特の性格が時代背景及びヒロインとマッチし
どんどん引きずり込まれていく様子はシンプルながらも非常にしっかり描かれていました
最後に小梅視点で外から眺めるようなワンシーンがあったのも大きいですね
どのヒロインもハッピーエンド、と単に言えるものではないため
プレイ後にすっきりと終われるかどうかは個人差があるかと
グラフィック感想
原画はさっぽろももこ氏
立ち絵は百合乃が可愛らしく惹かれました
CGは鮮やかなもの、ちょっと昔を思わせるものなど
色遣いでバリエーションが出ていたので
シーンの演出における幅がより広がっていました
BGM/OP感想
ボーカル曲はなし
BGMはアングラ感あるものなど雰囲気をつかさどるようなものが多めです
システム感想
フローチャートのようにストーリーを辿れてそこにジャンプする機能があるため
新たにルート追加がされても追いかけやすくなってます
クリアの際には大変お世話になる機能ですね
このためセーブスロットは約30程度しかないのですが特に困りませんでした
スキップ速度も特に気にするほどではなくむしろ少々速すぎるかな?と感じるくらい
以下総合評価
ストーリー 16/20
キャラクター 16/20
グラフィック 15/20
音楽 15/20
システム 14/20
コストパフォーマンス+ 115%
計 (16+16+15+15+14)× 1.15 = 87
以上でレビュー終了です
DAパンツ!! レビュー
ネタバレ部は同化させてあります
以下ストーリー感想
ストーリーは全7日程度ということもあり短め
ヒロインとははじめから主人公がモテモテということもあり開始2,3日でくっつきます
肝心のチュパンツ・カブルとの戦いですが
何人もの女性を救う、というよりは意中の女の子とのワンシーンの演出程度に留まります
もっと壮大なバカゲーっぽい路線になっていればまた違ったのでしょうが
また、設定はあってないようなもの
例えば恵美先生の設定はルートごとに示されるものが全く別
舞羽ルートでは
"舞羽と主人公がくっつくためにDA・パンツの開発に携わった研究員"
利香ルートでは
"利香の姉で妹の妄想癖を治すためにチュパンツ・カブルを開発した"
ちはやルートでは
"ちはやの実の母親で昔組織に拉致られてチュパンツ・カブルを開発、その後冷凍睡眠状態になっていた"
ともうなんでもアリ
徹底的に頭をからっぽにして笑えるような人には向いているようですが
それ以外の人には厳しいと思われます
グラフィック感想
原画はなつかわさらさ氏
幼い感じの可愛い立ち絵、CGがメイン
事前の謳い文句通りパンツのパターンは非常に多く
この点にこだわる人には大変好印象でしょう
BGM/OP感想
OP/ED共に一部では有名な曲
OPの"PAPAPAPAPANTSU ~だってパンツだもんっ!~"は
歌詞がぶっ飛んでいるだけでなく低音高音のバランスの取れた曲で
わかりやすいコーラスから口ずさむにも適した出来栄えとなっています
EDの"パンツ音頭"は
ひたすらパンツを連呼するこのゲームの締めくくりにもってこいな内容
なかなか頭から離れないような曲です
BGMも全てのタイトルに"パンツ"が付く徹底したこだわりっぷり
明るく軽快な曲がメインです
システム感想
セーブスロットが209(+オート1)
これだけあればまず困ることはないでしょう
スキップも次の選択肢まで飛ばしてくれるので周回が楽です
こうした基本機能に比べ、このゲーム独自の要素である
いつでもどこでもパンツがめくれるシステムは
修正ファイルv1.02を適用しないと1,2日目あたりで終了
ブルマを下ろすことができないまま終わってしまいます
(下ろすコマンド自体は使えますがそれを使うと即BADになります)
この修正ファイルが当時ハガキを送ったユーザーにのみ送られたものらしく
Web等では一切公開されていないため入手は非常に難しいようです
この辺のサポートがもう少し充実していればさらに高評価だったのですが
以下総合評価
ストーリー 11/20
キャラクター 13/20
グラフィック 15/20
音楽 14/20
システム 14/20 (1.02が入手できれば+2)
コストパフォーマンス+ 120% (他にこのようなゲームは見たことがありません)
計 (11+13+15+14+14)× 1.2 = 80 (意欲作、次があったらもっと面白かったかも)
以上でレビュー終了です